発行年:	2023年7月
発行元:	MAKI Inc. / MAKI Gallery
サイズ:	B5 変型
仕　様:	上製本
言　語:	日本語・英語

English follows
目次
Foreword：牧正大
対談：牧正大、 寒川 裕人
論考：デイヴィッド・ギアーズ （美術批評家 )
作品詳細：White Painting series, Rainbow Painting series

ユージーン・スタジオ/寒川裕人
「EUGENE ii “Rainbow & White (tentative)”」

MAKI Galleryによる「ユージーン・スタジオ／寒川裕人 想像の力」は、寒川の思想、創作、表現をより深く広く読み解くために、2023年から複数年にわたり全3章で開催される大規模な展覧会です。本図録は本展の第1章に合わせ、作品シリーズごとにさらに3部に分けて刊行された書籍となります。本展覧会を読み解くうえで鍵となるアーティストとの対談や論考のほか、寒川の過去の講義やインタビューなどから抜粋された言葉を収録し、アーティストが持ち合わせる学術的な側面にも焦点を当てようと試みます。

本書は「Rainbow Painting series」と「White Painting series」を収録。「 Rainbow Painting series」の緻密な筆跡が、原寸大に近いサイズで複数ページに渡り掲載され、実際の作品を前にしたときにも近い没入感を生んでいます。また、本書には、本作にまつわる寒川とMAKI Gallery代表・牧正大の対談が収録され、以前の図録にも収録された『オクトーバー』誌や『フリーズ』誌に寄稿するアメリカの批評家デイヴィッド・ギアーズ氏の論考も再掲されます。

*これらの作品は、個展「ユージーン・スタジオ／寒川裕人 想像の力 Part1/3」（MAKI Gallery [天王洲]）の出展作です。
EUGENE ii Rainbow & White (tentative)
This book includes the Rainbow Painting series and the White Painting series. In addition to dialogues and discussions, the book includes multiple pages of near full-size, detailed brushstrokes of the Rainbow Paintings, creating a sense of immersion similar to that of the works. The book also includes a conversation between Kangawa and MAKI Gallery representative Masahiro Maki about the work, as well as a reprint of an essay by American critic David Gears, who contributes to October and Frieze magazines.

Year of publication: July 2023
Publisher: MAKI Inc. / MAKI Gallery
Size: B5 variant
Specifications: top binding / 210 pages
Language: English, Japanese

詳細は展覧会サイトをご覧ください。
For exhibition details
https://vip-mkg-eugenestudio-kangawa-231.makigallery.com/ja/#catalog


ユージーン・スタジオ / 寒川裕人
寒川裕人は 1989 年アメリカ生まれの現代美術家。ペインティングとインスタレーションを中心に知られ、哲学的でありながら没入感と迫力を伴う壮麗な作品世界で人々を魅了しています。これまでに、金沢 21 世紀美術館や青森県立美術館での企画展、資生堂ギャラリーでの個展などを成功させ、また、東京都現代美術館で2021-2022 年に開催された個展「ユージーン・スタジオ 新しい海 / EUGENE STUDIO After the rainbow」は過去に草間彌生やオノ・ヨーコらが個展を行ってきた同館で最年少での開催となり、作家蔵の作品を除きすべての作品がのちに世界各地のコレクションに収蔵されたほか、入り口では最大数時間待ちとなるなど、記録的な盛況をもたらしました。