発行年: |
2014.1 |
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発行元: |
水曜社 |
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仕 様: |
368頁 |
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1990年以降、日本各地で行われてきたアートプロジェクト。
その活動は、廃屋などで行う展覧会、野外・まちなかでの作品展示や芸術祭、コミュニティの課題を解決するための実験的活動など多岐に渡り、その試みはアーティストと市民の間に新たな接点を生み出しました。
1950年代−1980年代をアートプロジェクトの「前史」、1990年以降に起こった様々な試みを「アートプロジェクト」と位置づけ、美術史的文脈と社会的背景を切り口として、その変遷を解説。更に大学、場、美術館、まちづくり、社会、企業、アーティスト、被災地などの実践現場から、これからのアートと社会のあるべき姿を提示する1冊。
目次:
アートプロジェクトとは
はじめに(熊倉純子)
0.アートプロジェクト概説
1.大学×アートプロジェクト 現場型教育と地域の拠点としての役割
2.オルタナティブな場×アートプロジェクト 持続可能なスキームに向けた新たな展開
3.美術館×アートプロジェクト 美術館がまちに仕掛けるアートプロジェクト
4.まちづくり×アートプロジェクト まちへのアプローチとその関係づくり
5.スタッフ×アートプロジェクト 地域型アートプロジェクトを支えるスタッフたちの横顔
6.社会×アートプロジェクト 表現活動と社会が抱える課題の接近
7.企業×アートプロジェクト 企業がアートプロジェクトを支援する理由
8.アーティスト×アートプロジェクト 過疎地における大型フェスティバルの可能性
9.3.11以後 被災地に向き合うアートプロジェクト
アートプロジェクトをもっと知る!参考文献
おわりに(菊地拓児、長津結一郎)
参考資料 本書で紹介したアートプロジェクトの軌跡、アートプロジェクト津々浦々