NADiff

TOPICS

 
 

CATEGORY

東京都写真美術館
東京都現代美術館
Bunkamura
水戸芸術館
京都市京セラ美術館

NADiff website www.nadiff.com

-

Images: 01          

Tagged: Geoffrey Batchen

Critique

『SITE ZERO/ZERO SITE』No.3 特集=ヴァナキュラー・イメージの人類学

発行年: 2010.6
発行元: メディア・デザイン研究所
サイズ: B6変形
仕 様: 全392頁
装丁、本文デザイン: 秋山伸
 近代以降規範化されてきた「芸術」という理念の問い直しという点で、イメージ人類学とヴァナキュラー文化論は、異なる領域に異なる問題関心のアプローチでありながら、共通の批判的企図を内包している。
イメージ人類学(ジョルジュ・ディディ=ユベルマン、ハンス・ベルティング etc.)とヴァナキュラー文化論(ミリアム・ブラトゥ・ハンセン、ジェフリー・バッチェン etc.)。これら2つの近年活発になりつつある批評の言説の来歴を顧みつつ、両者が交錯する領域に開かれる新たな問いの可能性を模索する。

<コンテンツ>
【特集】ヴァナキュラー・イメージの人類学 特集企画=門林岳史
■企画主旨 ヴァナキュラー・イメージの人類学─門林岳史
■インタヴュー「ヴァナキュラー・イメージの人類学」をめぐる問い─ジェフリー・バッチェン/インタヴュアー/訳=門林岳史
■鼎談「ヴァナキュラー」という複数性の回路
「イメージ│身体│メディア」スキームを超えて─岡田温司×前川修/聞き手=門林岳史
■バタイユにおける人類学的イメージ─唄邦弘
■写真的身体鍛錬術世紀転換期の身体表象について─増田展大
■カレンベルクの写真ダウジング─浜野志保
■アニメーションの詩学セルゲイ・エイゼンシュテインと映画のヴァナキュラー─畠山宗明
■キャラ・ウォーカーの芸術と近代文化の黒い影─石谷治寛
■「ヴァナキュラー・イメージ」と「メディア文化」シミュラークルとしての「ルー大柴」をめぐって─長谷正人
■建てる主体の無意識建築におけるヴァナキュラー─田中純
■〈転地〉としての考現学採集─佐藤守弘
■中沢新一インタヴュー「イメージの起源、再帰するヴァナキュラーの力」聞き手=門林岳史
■イメージの二つの起源認知考古学から出発して─門林岳史

■感覚の大量生産ヴァナキュラー・モダニズムとしての古典的映画─
ミリアム・ブラトゥ・ハンセン─訳=滝浪佑紀
■翻訳「われわれ人間を誕生させるイメージ」マリ=ジョゼ・モンザン─訳=長友文史
Les images qui nous font naître─Marie-José Mondzain

■投稿「現代民主主義理論におけるアゴニズムの隘路 シャンタル・ムフにおける敵対性なき闘技をめぐって」山本圭
■連載「都市リテラシーの構築技法──コンスタントのニューバビロン×建築界(3)」─南後由和
■連載「知覚と生(4)──建築の生態学(1)─」榑沼範久
■連載「セイレーンの誘惑│南イタリア、神話の呪縛圏(1)─」田中純
責任編集:田中純
特集企画:門林岳史