| 発行年: |
2021.02 |
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| 発行元: |
da大 in print |
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| サイズ: |
180×240mm |
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| 言 語: |
中国/日本語/日本語/英語 |
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| デザイン: |
ori.studio |
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| 参加者: |
門脇耕三/オリビエ・ゲーテタル/中村竜治/刈谷悠三/蓮沼執太/佐久間磨/能作文徳/澤田育久/マーク・ナグツァム/藤野高志/エッセイ :伊丹豪 |
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c-SITEは一つの学科と分野に拘らず、あるテーマに対して物質的及び非物質的な角度から検討とリレートークを行う形で作られていく。伝統的なインタビューによく見られる質疑回答に代わり、有機的且つ (a → b) , (b → c) … (j → a) のように順番を追うような形で、即ちリレートーク参加者 (a) から (b) に質問し、(b) はそれを回答した上で次の参加者であるcに質問するような形をとることで、より自然で且つ能動的な対談となることを目指す。
また、異なる背景、経験と考え方を持つ方々のご見解をまとめることで、一つのテーマにおいてその本質と潜在力をより深く分析し、それに対する人々の理解と考え方をできる限り幅広く伝えていくことを最終目標としている。
他者
一匹の蛹が繭の中で静かに眠っている。外部の環境は繭によって外側に隔てられている。自然の香りがする枝、かすかな空気の流れ、雑乱に置かれた小石、光、風、雨などは全て「他者」に属される。この小さな繭が水玉の表面に反射され、もう一つの繭ができる瞬間、その映像からすると元の繭、外部空間、全宇宙などは「他者」に属されるものとなる。
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もし今を記録として写真に撮る場合、過去と未来の形は「他者」として見ることができる。ある特定の時間と時間の間に存在する隙間時間/過渡部分にあたるものも「他者」に属されるだろう。ただ単に時間の角度から目の前の景色を観察する場合、空間に存在する物事は「他者」として見られる。要するに時間を横軸に観察する場合、縦軸の空間は「他者」にあたるわけだ。 |
ここからまた新しい想像を広げてみよう。頭に浮かぶ景色以外のものは全て「他者」の範囲に入る。当然、我々に認識されなかった内容も「他者」の範囲に収まるだろう。 |
新しい物事の加入或いは景色の変化によって、「他者」のスケール、距離、イメージ、複雑さなども絶えず影響される。「他者」が細胞のように小さな形で存在することは可能だろうか。内部と外部から「他者」を観察する場合、どんな結果を得られるのだろう。本体は「他者」と重ねあったり置き換えられたり、或いは相互に影響しあったりするだろうか。そこの境界線がぼやけてきた場合、「他者」はどう定義すればいいのか。「他者」と本体の間にある隙間(或いは重ねあった部分)は見つけられるものなのだろうか。時間を決めて観察する方法をとった場合、何種類の「他者」を見つけられるだろうか。「他者」と「余白」はどう区別したらいいのか。物事の根本的な特徴と「他者」の特徴はお互い置き換えられるのだろうか。アウトプットの方法は何種類もあったりするだろうか。我々の視野に入った「他者」は単なる虚構なのだろうか。時間の形をした「他者」と空間の形をした「他者」は共存することができるのだろうか。 |
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