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Tagged: 深瀬昌久

Photograph

MASAHISA FUKASE

深瀬昌久

発行年: 第一版:2018年9月
第二版:2019年2月
発行元: 赤々舎
仕 様: 195×260×45mm
頁 数: 416頁
※入荷は5月下旬を予定しております。
ご発送は入荷以降となりますため、ご注文からお届けに1〜2週間お時間頂戴する場合がございます。


深瀬昌久、待望の集大成。
私性と遊戯を追い求めた40年。

監修・本文 トモ・コスガ(深瀬昌久アーカイブス ディレクター)
序文 サイモン・ベーカー(ヨーロッパ写真美術館館長)


1960年代から日本写真の第一線で活躍した写真家・深瀬昌久。だが、1992年の不慮の事故により、その活動は閉ざされた。「鴉」が不朽の名作として語り継がれる一方、そのほか大半の作品が紹介される機会は失われた。本書は、謎多き写真家 深瀬の40年間に及ぶキャリアを俯瞰し、その写真表現の全貌を初めて浮き彫りにする決定版。26章。

北海道の写真館の家系に生まれ、「私性」と「遊戯」の視座に根差した写真表現を多岐にわたる手法で探求した。その人生の中心には常に写真が腰を据え、内なるリビドーは周囲を巻き込み、己の人生をも破滅へ向かわせた。
本書は、作品ひとうひとつを時系列で整理し、深瀬が雑誌に残した撮影後記や手記等から、その制作意図や背景を丹念に探る。これまで断片的にしか見えてこなかった深瀬の作品が、軌跡となって立ち現れ、生涯をかけてカメラの先で何を見つめようとしていたのかを本質的に探ろうとする。写真表現の豊かさと凄みを湛え、未来に手渡す大冊。