NADiff

TOPICS

 
 

CATEGORY

東京都写真美術館
東京都現代美術館
Bunkamura
水戸芸術館
京都市京セラ美術館

NADiff website www.nadiff.com

-

Images: 01 02         

Tagged: 金沢21世紀美術館

Exhibition Catalogue

ザ・コンテンポラリー2 誰が世界を翻訳するのか

発行年: 2015.11
発行元: マイブックサービス
サイズ: 237 x 320mm
仕 様: 136頁/中折綴じなし
デザイン: 林琢真(林琢真デザイン事務所)
言 語: 日・英
「異なる文化に立脚した現代美術作家たちが、自らが属する共同体を取り巻く世界の有り様をどのように捉え、伝えていこうとしているのか。特に異文化間を『移動』『横断』していくことが常態化している現代社会においては、あらゆる関係が流動的であり、これまでに描かれた歴史や価値観も、誰がそれを伝えるのかによって、さまざまな意味を浮き彫りにします。本展は特に周縁地域から爆発的に生まれ続ける多様な作品を生への『実践』と捉え、私たちと同じ時代に別々の場所で別々の時間を生きる人々が、世界をどのように見ているのかについて、考えていきます。」(展覧会プレスリリースより)
出品作家は、エル・アナツイ、チウ・ジージエ、ペドロ・レイエス、イザベル&アルフレド・アキリザン、シルパ・グプタ、スサンタ・マンダル、アルトゥル・ジミェフスキ、ジャナーン・アル=アーニ、照屋勇賢、ザイ・クーニン、リクリット・ティラヴァニの11組。本カタログは、作家ごとの展示風景(カラー図版)、2本の書き下ろしテキスト、各作家に焦点を当てる9本のテキスト(作家論、アーティストトーク、インタビューなど)を中心に構成します。中折・綴じなしの造本は世界の多くの人々が日常的に手にとるタブロイド紙を想起させます。左から開くと横組みの英文、右から開くと縦組みの和文が読めるバイリンガル仕様です。

本カタログのための書き下ろしテキスト
真島一郎(東京外国語大学教授/文化人類学)「翻訳論ver.2015――生の振幅をめぐる賭け」(約1万2千字)
黒澤浩美(金沢21世紀美術館チーフ・キュレーター)「誰が世界を翻訳するのか――新しい歴史の地平のために」(約1万8千字)

その他の収録テキスト
ジャナーン・アル=アーニ「消滅の美学――人のいない土地」
セン・ユジン「夢の時間――タイム・トラヴェラーの不安」(リクリット・ティラヴァニ論)
ザイ・クーニン「漂う世界/我々の家は、あらゆる場所に存在する」
照屋勇賢「On Okinawa、過去と未来からのコレクション」
スサンタ・マンダル アーティストトーク「不確実性とはかなさ」
アン・エルグッド「人々の国際連合総会」(ペドロ・レイエス論)
ジョンソン・チャン「未来についての考古学的見解」(チウ・ジージエ論)
リサ・M・バインダー「『アフリカについてあなたに最後に手紙を書いた時』より序文」(エル・アナツイ論)
アルトゥル・ジミェフスキ インタビュー「出発点としての差異」