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Exhibition Catalogue

抽象する場:福嶋敬恭作品集

福嶋敬恭

発行年: 2015.9
発行元: マイブックサービス
サイズ: 300×300mm
仕 様: 192頁
福嶋敬恭 (1940-) は1960年代半ば以降の日本の美術シーンに大きな足跡を残してきた重要な彫刻家の一人です。
「福嶋は、1960年代半ば、はやくも20代の若さで、そのミニマルな作風により、日本の芸術界に新鮮な驚きを与えました。以来ずっと、誰も見たことがないような作品を生み出し続けてきました。鉄やアルミ、グラファイトやワックス、ガラスなど多様な素材を使って生み出される、シンプルで厳密なその作品は、 抽象や具象、彫刻や絵画といった枠を超えて、純粋な“色と形”の知覚体験をもたらします。そしてその体験は、私たちに人間の精神の働きである抽象とは何かを考えさせます。」(同展展覧会概要より/静岡市美術館ホームページより転載)
本書はShizubi Project 5 の展覧会カタログであり、これまで部分的に知られるにとどまっていた作家の全貌をまとめる初めての大きな作品集です。展示風景の撮り下ろし写真(12ペー ジ)、過去作品の大判図版(100ページ)、2015年までの全作品のカタログレゾネ、本カタログのための2本の書き 下ろしテキストを所収。また、60年代以降「美術手帖」や「みづゑ」誌上に掲載された作家自身の著作・インタビューや著名な評論家たちによる作品批評・展 評の中から代表的なものを再収録。写真入り年譜、参考文献一覧も付し、50年間にわたる活動を総体的にとらえる充実した構成となっています。
カタログ書き下ろしテキスト
上村博(京都造形芸術大学教授/美学)「トピカ・プラスチカ『抽象する場』を巡って」(約1万字)
以倉新(静岡市美術館学芸課長)「抽象する場 福嶋敬恭の作品について」(約2万5千字)