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Fukushima Traces, 2011-2013

赤城修司

発行年: 2015.3
発行元: オシリス
仕 様: 168頁
デザイン: 服部一成
福島市在住の赤城修司が撮影した2011年3月12日から2013年6月22日に至る143点の写真を撮影日とコメントとともに収録。 震災以前からTwitterを始めていた著者は、なんということもなく日々を呟いていたが、震災を機に(とりわけ原発事故を機に)徐々にツイート数は増え、ツイートされる写真も増えていった。
福島第一原発から60キロ余り離れた福島市周辺の放射線による影響は、深刻な地域に比べれば少なかったとはいえ、事故後のさまざまな、かつて経験したことのなかった事象に対して、赤城は敏感に反応し、カメラを向けた。記録することが使命であるかのように、丹念に執拗なまでに撮影はなされ、その一部はTwitter上でコメントとともに公開されてきた。
こうした震災以後の赤城のツイートは、多くのフォロワーを得るとともに、小説家の柳美里氏や美術評論家の椹木野衣氏ら広い分野の人々の注目するところとなった。さらにその活動はTwitter上に留まらず、2013年の椹木氏キュレーションによる「未来の体温」展への参加を皮切りに、展示の機会も増えている。