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Tagged: 白川昌生, アーツ前橋

Exhibition Catalogue

ダダ、ダダ、ダ 地域に生きる想像☆の力

白川昌生

発行年: 2014.3
発行元: 水声社
サイズ: 296×208mm
仕 様: 199頁
美術家・白川昌生の40余年に及ぶ活動を網羅した、アーツ前橋で開催された展覧会カタログ。
1970年代にフランス/ドイツに滞在し、当時の欧米における芸術運動に触れ、帰国後は群馬にアトリエを構え、現在まで赤城山の麓で制作活動を続けている白川昌生は、欧米や都市部を中心とした芸術における支配的な価値観に対して批評的な距離をとり、自らが生活する地域の歴史や文化に着目して表現活動をおこなってきました。それゆえに、作家が生きる社会、経済、思想などと深く関わることを重視し、作品制作のみならず、展覧会の企画や執筆活動も含めた広範な表現活動によって高い評価を得ています。それは1990年代以降、各地域の歴史や文化に注目する多文化主義の潮流において生まれている新しい芸術表現の動向において、先駆け的な役割を果たしているとも言えます。 
本展では、こうした活動を概観するために白川がヨーロッパ滞在中に制作したコンセプトノートから、今回の展覧会のために制作された新作までを紹介。また、白川と関わりの深い次世代の作家(冨井大裕、中崎透、藤井光)との共同制作によって、その同時代性にも着目しています。
カタログには、70年代に書かれた「日本現代美術序説」の全文や鼎談、年譜、著作解題等も収録。

目次:
序文(住友文彦)
赤城山のふもとに生きる(白川昌生)
作品解説
地域に生きる想像の力(住友文彦)
マイナー芸術のために(毛利嘉孝)
マース券と握手する手──未来からありがとう(森野榮一)
幻想〔キマイラ〕 アジアを離れヨーロッパへ──更新された「あいまいさ」(アストリッド・ハンダ=ガニャール)
白川昌生を語る(冨井大裕×藤井光×中崎透)
日本現代美術序説──その端緒的覚書(白川昌生)
年譜
著作解題