発行年:	2014
発行元:	東京都写真美術館
サイズ:	250×252mm
仕　様:	203頁

戦前のわが国の登山史上もっとも著名な登山家の一人であり、黒部渓谷の地域探査や山岳紀行文で知られる冠松次郎と、北アルプスで最初期に山小屋経営を行い、山岳写真や槍ヶ岳を開山した播隆上人の研究でも知られる穂刈三寿雄を紹介する展覧会の図録です。 明治大正の時代、およそ100年前から活躍した彼らの写真には、今も変わらない厳しい山の姿を見ることができますが、一方で、現代では見ることのできない失われた自然も多く映されています。 本展覧会では日本が世界に誇る黒部渓谷、北アルプスの美しい大自然をテーマに、現存するオリジナルプリントや多彩な資料で初期日本山岳写真史に名を刻む二人の偉業を検証します。