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Tagged: 志賀理江子, 赤々舎

Photograph

螺旋海岸|album

志賀理江子

発行年: 2013.3
発行元: 赤々舎
サイズ: 257×364 mm
仕 様: 上製、280頁
写真家・志賀理江子の6年に及ぶ宮城県での暮らしを経て、自らの生活環境や経験と写真表現を一体にしようと探求してきた現時点での成果を提示する本書。せんだいメディアテークでの同名展覧会に際し作られ、「CANARY」 (赤々舎・絶版) から5年ぶりとなる待望の写真集。
写真家は北釜で暮らしながら、地域のカメラマンとして祭りなどの公式行事を記録し、オーラルヒストリー (口述史) の作成を行いました。それらの経験は並行する写真家自身の「作品制作」にも大きく影響し、北釜の土地と関係した身体の痕跡を写し出そうとすることによって「螺旋海岸」というシリーズに結実しています。その作品には北釜を物語る作者の回答ではなく、写真というメディアとは何か、土地とともにある暮らしと表現とは何かについて、写真家が長年自問し追求してきた大きな問いへの対峙と表現への希求があらわれています。
「螺旋海岸」にむかう写真家の制作、思考のプロセスを記したテキスト集『螺旋海岸|notebook』も併せて刊行。