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Tagged: NADiffで学ぶ、現代アート連続講座

Critique

誰が〈表現の自由〉を殺すのか

発行年: 2017
発行元: 御茶の水書房
サイズ: A5
ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件から5年。写真家・安世鴻が世界的カメラメーカーのニコンを訴えていた裁判で、東京地方裁判所は二〇一五年一二月、勝訴判決を言い渡した。3年にわたる裁判で、ニコンが抗議を恐れて中止決定に至った経過や、ネット上の抗議行動が“表現の自由”に与えた影響などが明らかになった。「慰安婦」問題、表現の自由、企業の社会的責任、「炎上」と「自粛」、排外主義…日本社会が直面する課題について大きな教訓を示す事件と裁判。その全貌から、裁判闘争がもつ意義、事件の本質を考察する。誰が“表現の自由”を殺しているのか―。

1 ドキュメント―ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件(事件発生から仮処分決定による開催まで;勝訴判決はどのようにして取得されたか ほか)
2 ニコン事件の本質とは何か(レイシズムと“反日”攻撃のなかで表現の場をつくりだすこと;写真/検閲/ナショナリズム ほか)
3 裁判を支えた人びとの記録(企業は人権のためにどう行動すべきなのか;私たちは、真実の堤防を築くことができるのか ほか)
4 裁判をたたかって(力をあわせれば守れる「表現の自由」;みちしるべ)
裁判資料編