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Tagged: 宇平剛史の装幀:呼吸する書物|Breathing Books

NEW Arrival

Skin (4420, part)

宇平剛史

お届け: 約1-2週間程度
制 作: 2019年
サイズ: 56.0 × 46.0 × 2.5 cm(額装済)
仕 様: Inkjet print on archival paper
限 定: Edition of 10
宇平剛史 (うひら・ごうし) は、大学を卒業後の2011年より、グラフィックデザイナーとして活動をはじめました。これまで美術の領域でも積極的に実践をかさね、さまざまなアーティストブックや人文書などの装幀を手がけています。2018年頃からは、デザインの仕事と並行しながら、自らアートワークの制作にも着手し、2019年に人間の皮膚を被写体とした連作《Skin》を発表しました。《Skin》では、多様な肌理をもった人間の皮膚が、高解像度で接写され、グレースケールの繊細な階調によって提示されます。
 
宇平にとって何かを制作するという行為は、「現前する世界を繊細にまなざし、その未知さや神秘さの襞 (ひだ) へとわけいる過程で、なにかに気づくこと」だと言います。同時に、紙や印刷といった物質へのフェティシズム的な感覚をもち、それらとの精緻なかかわりのなかで作品を構築します。また、美学者の星野太氏が寄せた《Skin》についての文章「愛の設計」でも述べられているように、「もともとそこに存在する無限の肌理を、ただそれとして見せる」という姿勢が、宇平のアートワークにも装幀の仕事にも通底し、両者の実践は地続きにあると言えます。
 
 
[PROFILE]
 
宇平剛史 (うひら・ごうし) は、東京を拠点に活動するアーティスト、デザイナー。1988年、福岡県福岡市生まれ。東京都立大学 (旧首都大学東京) システムデザイン学部卒。2019年、作品集『Skin (Folio Edition)』(Self-published) を上梓。2020年、3331 Art Fairに参加し、小池一子賞を受賞。装幀を手がけた主な書籍に、沢山遼『絵画の力学』(書肆侃侃房、2020年)、荒川徹『ドナルド・ジャッド』(水声社、2019年)、横田大輔『Vertigo』(Newfave、2014年) などがある。
 
 
>>通常版『Skin (Folio Edition)』
>>プリント付き特装版『Skin (Special Edition)』