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Tagged: 小池俊起「最近の仕事1|2016–2020」

ART

名づけられないもの

発行年: 2019
発行元: 河出書房新社
著 者: サミュエル・ベケット
訳 者: 宇野 邦一
サイズ: 138×193mm
頁 数: 262頁
装 丁: 小池俊起
20世紀最大の作家による世界現代文学の到達点。ベケット不朽の名作「小説三部作」はここから始まった。最新の研究成果を反映した仏語からの個人新訳。

『モロイ』を読む前と読んだあとでは、事情はすっかり変わってしまう。文学をとおして描かれる人生というものが、あっさりぶち壊される。それと同時に、とんでもない何かが立ち上がってくる。――野崎歓(投込栞より)

ベケットの言語に固有の毒性、腐食の作用といったものに私は気付きはじめた。その作用は決して急性の暴力的なものではない。しかし言語の意味や感触、そしてその有機的な構造や流れに、その浸食作用はじわじわ深く及ぶ――宇野邦一(「訳者あとがき」より)

20世紀最大の作家による世界現代文学の到達点。不朽の名作「小説三部作」はここから始まった。最新の研究成果を反映した新訳がついに登場。ベケット没後30年、フランス語からの個人訳第1弾。投込栞寄稿=野崎歓(フランス文学)、松田正隆(劇作家、演出家)
(※版元サイトより引用)