発行年:	2020.04
発行元:	Newfave
デザイン:	軍司匡寛
部　数:	500部
仕　様:	297mm x 210mm フルカラーオフセット印刷 ( カレイドインキ )、ソフトカバー

国内外の美術館やギャラリーでの展示の他、同世代のファッションブランド PUGMENT やプログラマーのタカダユウキとのコラボレーションの他、dunhill 2020SS のコレクションピース、LOUIS VUITTON の 2019AW キャンペーンイメージやメゾン大阪御堂筋のウインドウディスプレイを手掛けるなど、自身の活動領域を広げている、小林健太。
4年前に刊行された『Everything_1』のシリーズ続編となる新作。
　
自身で撮影した写真に大胆なデジタル編集を施し、その感性によって編まれたイメージは写像が溶解したピクセルデータによる光子の絵となる。
東京をはじめとした都市とそこに生きる同世代の人々を写し、小林はそれらの光景を、身体、テクノロジー、歴史など、彼の経験と学習に基づいた様々な事象との関係の中で捉え、現代文明の輪郭を縁取り、同時代のアイコンともいえるイメージを獲得している。
　
本書は前作同様、オフセット印刷でありながら RGB に近い広域な発色が可能となる「カレイドインキ Kaleido®」を用いた印刷方法を採用。小林作品の鮮やな色彩を際立たせている。製本も前作を踏襲し一本のゴム紐によってページが着脱可能になっており、シリーズを合わせてバインドすることで一冊の本に仕立てることができる。