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Critique

人工地獄

Claire Bishop

発行年: 2016.5.24
発行元: フィルムアート社
サイズ: A5判
仕 様: 上製、536頁
アートと社会の関係性はいかに変化してきたか?
芸術史において見逃されてきた「参加」の系譜をアクロバティックに再編集し、現代アートの動向を批判的に読解する
美術評論家クレア・ビショップの代表作、待望の邦訳

目次
※内容は変更の可能性があります。
序論

第一章 社会的転回:コラボレーションとその居心地の悪さ
1.クリエイティビティと文化政策
2.倫理的転回
3.美学的体制
4.指揮された現実:オーグリーヴの戦い
5.解放された観客

第二章 人工地獄(アーティフィシャル・ヘルズ):歴史的前衛
1.扇動、報道、参加
2.演劇化された生
3.散策と裁判
4.結束と分裂

第三章 私は参加する、君は参加する、彼は参加する……
1.シチュアシオニスト・インターナショナル:芸術の超克
2.視覚芸術探求グループ:知覚の再教育
3.ジャン=ジャック・ルベル:集団の厄祓い
4.演劇的謀反

第四章 明示された社会のサディズム
1.明示された社会のサディズム
2.加虐者としてのアーティスト
3.封鎖された画廊、暴動や投獄
4.見えない演劇
5.テロ行為としての芸術

第五章 社会主義の内にある社会性
1.プラハ:アクションから儀式へ
2.スロバキア:終わらない表明
3.公共空間の問題
4.モスクワ:識別不可能な位相
5.反体制に抗して

第六章 附帯の人々:芸術家斡旋グループとコミュニティ・アート
1.芸術家斡旋グループの形成
2.プロセスの展示:「イノ70」展
3.斡旋――一九七〇年代とその後
4.コミュニティ・アート運動
5.「ブラッキー」と「インター・アクション」
6.衰退

第七章 旧西側体制(フォーマー・ウェスト):一九九〇年代初期におけるプロジェクトとしての芸術
1.「ユニテ・プロジェクト」、「ソンスベーク93」、「実践の文化」
2.遂行的な展覧会
3.プロジェクトの市民体

第八章 委任されたパフォーマンス:外部に委ねられる真正性
1.分類的試論
2.労働と享楽としてのパフォーマンス
3.倒錯と真正性
4.構築されるパフォーマンス

第九章 教育におけるプロジェクト:「いかに芸術作品であるかのように、授業を生きさせるか」
1.有用芸術(アルテ・ウティル)
2.三部構成のプロジェクト
3.共同作業
4.「機能するもの、生産する」
5.理想としての教育
6.教育資本主義
7.美的教育

結論
1.梯子とコンテナ
2.参加の終焉=目的

謝辞
訳者あとがき

索引